株式会社テクノエーピー 放射線・放射能測定装置 設計・開発・販売 | |||||||
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今回は弊社の製品で、X線スペクトロメータでよく利用されるSDD(Silicon drift detector)について解説します。 |
Fig.3は検出窓がグラフェンの場合とベリリウム窓の場合です。つい先日まで主流であったベリリウム窓でしたが、低エネルギー領域での検出感度はグラフェン窓の方が優秀です。 |
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SDDのエネルギー分解能は特性X線Mn-kαのピーク5.9keVに対して定義され、およそ125〜130eVです。Fig.4はX線源であるFe-55でのスペクトルです。Fig.4での分解能は125eVで最高峰の性能になります。弊社に入荷するSDDも多少のバラツキが有り、平均すると128eVぐらいですので、125eVは当たり品ですね。 |
弊社のSDDは1μsと比較的短いrisetimeで分解能が最良になります。Flattopはプリアンプの最大立ち上がり時間350nsに設定します。もっと短いrisetimeにして高計数計測することも可能です。特にXAFS測定の場合、高計数が前提なので300ns以下にすることもあります。 |
Fig.6は4素子SDDによるFe-55でのスペクトルです。4素子ともエネルギー分解能が127eVと特性が揃ってます。 |
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それでは、より良い製品が作れるように社員一同全力で頑張ります。応援の程どうぞよろしくお願いします。 |
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